その選択が一生を変える。
20 年前のある日、一つの選択をしました。
「高断熱・高気密の新しい工法で自宅を建てる」という選択でした。
多くの大工が、「そんなやり方なんて…」と受け入れがたい工法でした。
確かに、大工として培ってきた伝統的な技や知識が必要のないものに見えました。
しかし、私がその選択をした一つの大きな理由がありました。
三重県亀山市。温暖な三重県の中でも積雪があり寒い地域です。
そこで育った私が、冬の北海道へ行き、その工法で建てられた家の中に入った時の暖かさは衝撃的だったのです。